自分がIT系の管理職として意識して実践していること【プロジェクトマネジメント】
自分はまだ27歳の若造ですが、学生の時に学級委員をやったり部活で部長をやったりなど人を取りまとめる機会が多く、会社でも人にちょっかいを出すことが多いことからいつの間にかプロジェクトリーダーだったりマネジメントだったりを任されたりしています。
ちょっとこのあたりで一度文章にしておこうと思います。
タスクの細分化、見える化
基本的に達成欲を満たしてあげることが大切なので、タスクはなるべく細分化します。
backlogなどのプロジェクト管理ツールを用いてタスクを細かく作成し、チケットベースで報告させるなどして「昨日は○個消化できました」などと報告してもらうようにしています。
逆に将来的に管理職を目指すような後輩にはわざと大きい塊を渡し、どこまで細分化できるか?に挑戦してもらっています。
最終的に作業者が実施しているものが明確になるのでこの方法は結構オススメです。
これは結構評判は良いですね。仕事がやりやすくなったと先輩エンジニアなどからも言ってもらえてます。
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細かいWBS(スケジュール)は作業者に見せない
これは管理職の負担が増えるが効果は絶大である。
工程ごとの大きなスケジュールは見せるが、各作業に割り振った見積りの日数は見せない。
エンジニアには得意不得意が必ずあるので一度自分で目標値を出してもらうことが大切だ。
そうすることで、より正確に効率よくプロジェクトを回すことができるはずだ。
基本的にリスケを回避する為、お客様にはあえて少し余裕のある日数でをスケジュールを引いています。
面倒臭がりな管理者は余裕のあるスケジュールを作業者にも展開してこの通りに進めることが多いんですよね・・・。
せっかく作ったスケジュールバッファを食いつぶし、スケジュール通りに進めているエンジニアが残業をするというわかりきった未来をなんども繰り返すのです。
その辺りを管理できないから管理職なんて職種が成り立っているのになんでそこをサボって炎上させるのか理解に苦しむ。
上記を実践しないプロジェクトは絶対に遅れます。トラブルは絶対に発生するのでリスケ不可避。
これをやらない管理者が多いのなんの・・・。
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【チーム制】1PJ複数人体制を敷く
これは案件のボリューム(金額の規模感)により結構難しい部分があるのですが、なるべく1人で仕事はさせないようにします。
理由としては複数人で作業をすることで思い込みを減らすこと。パートナーがレビュアーになることで人からみられていると自覚し、良い緊張感と客観的視点を持って作業ができます。
あとは先輩後輩で組ませることによって教育を兼ねる場合もありますね。
優秀なエンジニアを1人にしておくのは本当に勿体無いです。
1人でできるからやらせるのではなく、優秀なエンジニアを増やす為にあえて複数人で
仕事に臨ませるべき。
優秀な人から学べることは多いです。
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テキストベースのやりとりを徹底
これも賛否両論なのだが、現代の人(最近の若者?)はとにかく文章にしないで質問してくる。
まぁそれでも構わないのだが、考えがまとまらずに相談に来られてしまうと答えを与えてしまえば依存関係が生まれてしまうので非常に良くない。
そういう相手に対しては絶対に質問を文章におこしてもらい、その質問内容について返答するようにしている。
文章化して質問するメリットとしては質問がノウハウとして残る
デメリットは時間がかかるくらい?
質問の大小はあれど、ノウハウとして残るのはかなり大きい。
廃れると言い訳して何も文章や図に残さないプロジェクトがあとでどんな目にあうか。
何もないよりはマシなのです。ブログみたいにベースを書いて後から直して行けばOK。
まとめ
・タスクの細分化、見える化
・スケジュールは作業者に立てさせ、管理はもちろん管理職が実施
・チームでの仕事を推奨。優秀な人程後輩と組ませる。
・文章での質問を徹底してノウハウを増やし、質問力を鍛える
が自分が実践している管理手法となります。
どれも難しいことではないです。
それをできたら苦労はしないという声が良く上がってくるのですが、苦労しないで済むならやりなさい。それを行うだけの工数を見積り段階で積んでおきましょう。
が本音です。仕事は計画段階で殆ど決まる。
もうそれができないなら転職してしまいましょ。
消耗するだけなので。